トマス・アクィナス(Thomas Aquinas):生涯と著作

トマス・アクィナス(1225頃〜1274)は、中世最大のスコラ哲学者だと言われる。

トマス・アクィナスは、イタリアのナポリ地方に生まれ、ナポリ大学で学んだ。
そして、ドミニコ会のメンバーとなり、ケルン(現ドイツ)でアルベルトゥス・マグヌスから教えを受け、1252年からはパリやイタリア各地の大学で教鞭(きょうべん)をとった。
しかし、ローマ教皇グレゴリウス10世から招かれ、ナポリからリヨン公会議へ赴(おもむ)く途中、ローマ南部で健康を害し、そのまま世を去った。

トマス・アクィナスは、この間、アリストテレスの『形而上学』や『ニコマコス倫理学』を注釈し、さらに、『存るものと本質について』『異教徒を論駁(ろんばく)する大全』『神学大全』といった著作を著している。
こうした著作によってトマス・アクィナスが行なおうとしたのは、ヨーロッパではなくイスラーム世界に受け継がれていたアリストテレスの哲学を本格的に導入・解釈し、キリスト教の教義と調和させることであった。

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